毎年の11月末、ブラックフライデーの後にやってくる「サイバーマンデー」はアメリカにおける習慣が発祥ですが、日本でも徐々にサイバーマンデーセールが浸透。商品をセール価格で購入できるイベントとして、毎年多くの人が心待ちにしているイベントです。
ECサイトではWeb接客ツールとして欠かせないポップアップですが、サイバーマンデーに合わせたユーザーの視線を奪う鮮やかなデザインのポップアップを活用すれば、離脱防止やコンバージョン率向上、平均注文金額の向上や売上向上を見込むことが出来ます。
この記事ではサイバーマンデーについて、またサイバーマンデーセールで活用するデザインが優れたポップアップ作成のヒントや活用例をご紹介します。
サイバーマンデーで収益増! 目次
サイバーマンデーとは 2024年はいつ?
近年のホリデーシーズン、Amazonなどの外資系企業を中心に国内ECサイトでも大きな盛り上がりを見せているのがサイバーマンデーです。
なお、2024年のサイバーマンデーは12月2日(月曜日)に開催されます。
アメリカが発祥となるサイバーマンデーは、毎年11月の最終木曜日の感謝祭(サンクスギビングデー)、その翌日金曜日のブラックフライデーを経て、翌週の月曜日に開催されるセールです。
サイバーマンデーは販売促進の絶好の機会
店頭での買い物をメインとしたブラックフライデーと、ネットショッピングがメインのサイバーマンデー。
近年ではECサイト利用者が増加したことから、どちらも24時間買い物ができるオンラインショッピングにフォーカスが当たっています。
1年のうちのビッグイベントとなる”クリスマス”に向けてプレゼントを購入する消費者が増え始めるタイミングであることから、割引価格で商品を購入できる「サイバーマンデー」は消費者だけでなくECサイト運営者にとっても商品を販売する絶好のチャンスになります。
データで見るサイバーマンデー
セール価格で商品を購入する機会として多くの人々に知られるようになった「サイバーマンデー」。ホリデーセールとして日本ではまだ知名度が低いものの、ブラックフライデー同様、今後さらに盛り上がりを見せる気配があります。
各データを参考に、アメリカ国内のサイバーマンデーの盛り上がりについて見てみましょう。
2023年アメリカのサイバーマンデーはEコマース最高売上を更新
Bloombergによると、2023年のサイバーマンデーにおけるアメリカのECサイト売上高は、前年比9.6%増の124億ドル(約1兆8400億円)に達し、1日のネット通販売上として過去最高を記録しました。
特にアパレル分野は前年より189%の売上増加を示しました。また、後払い決済(BNPL)利用額も前年比42.5%増の9億4000万ドル(約1,409億8,237万円)に達し、顧客の多様な決済ニーズを反映しています。これらの数字は、オンラインショッピング市場が引き続き拡大していることを示しています。
アメリカのサイバーマンデーにおけるスマートフォン経由の購入
サイバーマンデーでのスマートフォン経由の購入割合は年々増加しています。adobeの調べでは、サイバーウィークのオンライン販売全体の59%がスマートフォンを通じて行われ、前年の55%から上昇しました。
このデータから、モバイルショッピングの重要性が一層高まっていると言えそうです。スマートフォンでの購入が手軽になり、多くの消費者がモバイルデバイスを活用してサイバーマンデーの特典を享受していることが伺えます。
サイバーマンデー 準備のポイント
モバイルフレンドリーを意識する
オンラインショッピングに焦点が当たるサイバーマンデー。近年は日本国内だけでなく、海外でもモバイル端末を所持する人が増加。オンラインショッピングでは、モバイル端末を通して購入が行われる傾向が高まっています。
アメリカの2023年サイバーマンデーではモバイル端末を通した購買割合は、デスクトップ経由の購入を超えています。これを参考に、モバイルフレンドリーを意識したサイト構築やポップアップ作成を行いましょう。
限定感を演出する
サイバーマンデーで売り上げを高めるには、限定感の演出が効果的です。時間限定や数量限定のセールは、ユーザーに「今すぐ買わなければ」という緊迫感を生み出し、購買意欲を促進します。ポップアップでカウントダウンタイマーをサイトに表示することで、残り時間を視覚的に伝え、購買を後押しします。
また、在庫の少なさを示す表示や、他のユーザーが購入している情報をリアルタイムで見せることで、さらに限定感が高まり、購入を促進する効果があります。
セールの期待感を煽りクーポンを提供
国内外の商品販売では、セールやイベントの開催を事前に告知することでユーザーの期待感を煽ることができます。先述の通り国内では知名度の低いサイバーマンデーですが、メールリストやSNSを活用したプロモーション、そしてプロモコードや割引クーポンの提供がセールに勢いを与えます。
サイバーマンデーセールを告知し、ユーザーのセール開催への期待感を煽りましょう。
各種ポップアップを最大限に活用する
サイバーマンデーのセール期間中に得られるトラフィックからは、最大限のコンバージョンを獲得したいところ。ポップアップはユーザーの離脱・カゴ落ちを防止し、コンバージョン率や平均注文金額(AOV)を高める役割を果たします。またポップアップはアイキャッチなデザインによってユーザーの視線を奪い、その効果を発揮します。
サイバーマンデー用にデザインされたポップアップを準備して、ポップアップを最大限に活用しましょう。
Promolayer.io
サイバーマンデーポップアップ
バナーデザイン例
サイバーマンデーのカウントダウン
サイバーマンデーはその名前から、またオンラインでのセールにフォーカスしたイベントであることから、ポップアップデザインもそれに見合ったデザインを意識しましょう。ポップアップに、心理的にユーザーの買い気を高める役割があるカウントダウン機能を追加し、限定セールの特別感を煽りましょう。
サイバーマンデー用のクーポンルーレット
ゲーミフィケーション効果が期待できるクーポンルーレットは、年間のどんなイベントでもコンバージョン率向上に役立てられます。サイバーマンデーを彷彿とさせるポップデザインにクーポンルーレットを設定すれば、ユーザーにルーレットを遊んでもらいつつ、お得感を提供することが可能です。ポップアップデザインとルーレットのカラーバランスをマッチさせれば、魅力的なクーポンルーレットが完成します。
ブラックフライデーとサイバーマンデー
サイバーマンデーといえば、その前の週の金曜日はブラックフライデーにあたります。サイバーマンデーとブラックフライデーの名前を配したポップアップなら、この時期の2大セールを一気にアピールできます。メールアドレス登録と割引クーポン提供でメールリスト構築して、今年と来年のさらなる売上アップを目指しましょう。
サイバーマンデーのオンラインセールを意識したデザイン
ユーザーがポップアップに着目する要素には動きのあるアニメーションやルーレット、そしてデザインがあります。ポップアップに一風変わったデザインを取り入れるのもひとつのアイデアです。サイバーマンデー、オンラインショッピングイベントということから、Windowsのベースカラーとウィンドウを配したユニークなポップアップデザインもあり。メールアドレスとユーザーの注目を集めて、コンバージョンへと繋げましょう。
メールリスト登録で割引クーポンを提供
サイバーマンデーのカラーは一般的に青色や紫色、赤色が使用されます。サイバーマンデーカラーのネオンサイン風のデザインを採用したポップアップは、可愛いフォントで画面上でも目立つポップアップになります。セールで最大〇〇%の割引を実施することを告知し、メールアドレス登録でクーポンが獲得できるデザインです。
またオンラインショッピングを思わせるバイナリーデザインもクール。見た目にも目立つ青いリボンのプレゼントボックスを配し、セール終了までのカウントダウンを追加することでユーザーにアドレス登録を促すことができます。目立つデザインとカウントダウン、メールフォームで割引クーポンを提供し、お得な商品購入ができることをアピールしましょう。
サイバーマンデーセールの準備に取り掛かろう
日本でも徐々に認知度が増しているサイバーマンデー。ブラックフライデーと同様、サイバーマンデーも徐々に知名度が増しており、将来には年間で代表的なセールイベントとして広がりを見せそうです。多くの人が訪れるサイバーマンデーのイベントでもやはり離脱防止やカゴ落ち離脱に配慮し、トラフィックの中からできる限り多くのユーザーにセールに参加してもらいたいところです。ご紹介したポップアップデザインを参考に、早めにサイバーマンデーセールの準備に取り掛かりましょう。