
母の日の販促、毎年なんとなく同じ施策になっていませんか?
ポップアップは、ユーザーの行動や心理に寄り添った設計にすることで、成果が変わります。
この記事では、母の日シーズンに活用したいポップアップ施策をご紹介します。これまでポップアップを活かしきれていなかった方も、今年こそは手応えを感じて下さい。
母の日の傾向をマーケティングに役立てる! 目次
2025年 母の日はいつ?
2025年の母の日は5月11日(日)です。例年と同じく5月の第2日曜日にあたります。
一般的なセール開始時期
このタイミングに合わせて、多くのECサイトでは、4月中旬から特設ページを公開。
4月下旬〜母の日当日までをメインの販促期間として設定するのが一般的です。特に4月末からゴールデンウィーク期間中は、帰省や贈り物を検討する人が増えるため、アクセスが集中しやすくなります。
母の日で効果が期待できる訴求
母の日セールでは、
・早期の注文を促す「早割キャンペーン」
・配達の混雑を避けるための「○月○日までのご注文で確実にお届け」
といった訴求が効果を発揮します。
母の日ギフトの動き出しは想像より早く、準備を後回しにすると機会損失につながりかねません。今のうちから計画を立て、ポップアップやキャンペーンの準備を進めておきましょう。
母の日のプレゼント 購入傾向は?
母の日のプレゼントでは、カーネーションなどの花とスイーツを組み合わせたギフトが根強い人気です。感謝の気持ちを華やかに伝えられる手軽な選択肢として、多くのユーザーが購入しています。

定番はやっぱり花とスイーツ
母の日のプレゼントでは、カーネーションなどの花とスイーツを組み合わせたギフトが根強い人気です。
感謝の気持ちを華やかに伝えられる手軽な選択肢として、多くのユーザーが購入しています。

美容グッズや実用的な日用品も人気上昇中
近年は「もらってうれしい」実用性を重視したプレゼントの人気も上昇しています。
エプロンや入浴剤、スキンケアアイテムなどが幅広い世代に選ばれており、単価も高めです。

体験型ギフトの需要が年々拡大
モノではなく「思い出」を贈る体験型ギフトも注目されています。
食事券やリラクゼーション体験、旅行ギフトなど、非日常をプレゼントする傾向が広がっています。

子供と一緒に贈れるギフトが支持されやすい
小さな子どもがいる家庭では、父親と子どもが一緒に選ぶ“家族連名ギフト”の需要も高め。
手作りカード付きや写真入りなど、ストーリー性のある商品が好まれる傾向にあります。
母の日の経済効果

母の日は、その経済効果から日本のギフト市場にとって重要な位置を占めるイベントとなっています。
矢野経済研究所のリサーチ(参照元:月刊セレクト)によると、2023年の母の日ギフト市場は約4,700億円と推計されており、花やスイーツ、グルメギフトなどが大きく人気を集めました。
さらに2024年には、LINEギフトが母の日当日の流通額で前年比約160%を記録(参照元:ECのミカタ)するなど、オンラインを中心にギフト需要は着実に拡大しています。
近年ではネット通販の利用が進み、全体の約6割がオンラインでギフトを購入しているという調査もあります(FNN調べ)。この傾向をふまえると、EC事業者にとって母の日は、一過性のイベントではなく、しっかりと準備すれば大きな売上を見込める重要なタイミングと言えるでしょう。

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1.ギフト特設ページへ誘導


ポップアップを使って、トラフィックを母の日の特設ページへと誘導することができます。トップページのファーストビューにポップアップが表示されるように設定しましょう。
また、ページ閲覧を邪魔しないスライドインポップアップを使うのがユーザービリティ的にも効果的です。アイキャッチでカラフルな画像を選んで、ポップアップを作成しましょう。
2.割引クーポンを進呈


母の日は、母の日にちなんで割引キャンペーンを行うのもひとつの施策でです。ユーザーはアドレス登録で割引を受けられ、店舗は顧客のメールリスト構築が可能になります。
メールリストを構築することで、母の日に限らず今後のキャンペーンやイベントも告知する事が可能になり、コンバージョン率の最適化に役立ちます。
3.早割りキャンペーンの告知


例年よりも低予算でのギフト購入が予想される中、早割キャンペーンを実施するECサイトも少なくはないようです。早期のメールアドレス登録で割引が受けられるキャンペーンは、消費者にとってより商品購入のハードルが低くなり、またECサイトでメールリストの構築が可能です。
この機会に、おすすめ商品を割引価格で購入してもらいましょう。
4.タイムセールを実施


母の日ギフトを探している訪問者に、タイムセールをご案内してお得にお買い物をしてもらいましょう。タイムセールでは、カウントダウンを設定してFOMOを誘発します。カウントダウンを表示することにより、ユーザーにお得な機会を逃したくない心理が働き、タイムセールを利用する可能性が高まります。サイト閲覧を邪魔しないスライドインポップアップを活用し、レスポンシブデザインの確認も忘れずに行いましょう。
5.送料無料キャンペーンを実施

ECサイトにおいてユーザーが必ずと言っていいほど確認するのが送料の有無です。母の日ギフトの予算を低めに設定しているユーザーにとって、送料無料オプションは大きな一助となります。購入金額のラインを設定し、送料無料キャンペーンを設定。ポップアップで告知を行えば、運営するECサイトで商品をお得に購入できるアピールが可能になります。
6.早期割引・期日着保証ポップアップ

早期割引ポップアップは、早めに母の日ギフトを注文してもらうための文言を添えて訴求します。母の日ギフトページへ移動し、ユーザーは商品を「選べる感」を得られるため、回遊率の向上も期待できます。
また、商品詳細ページやカートにスムーズに進める構成にすれば、CVRの向上にも繋げることが可能です。

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母の日バナー よくある失敗とその改善策
ポップアップは強力な販促ツールですが、設計を誤るとユーザーの離脱を招く原因にもなります。
母の日シーズンにありがちな失敗と、その改善アドバイスを紹介します。
失敗例1. 表示タイミングが早すぎる
訪問してすぐポップアップが出ると、ユーザーはコンテンツを見る前に離脱しがちです。一方で、スクロールが深すぎる、滞在時間が長すぎる場合も見られずに終わることがあります。
改善策
ページ滞在5〜8秒、もしくはページの50%スクロールなど、ユーザーが関心を持ち始めたタイミングで表示する。
失敗例2. デザインが母の日と伝わらない
割引や新商品告知の内容だけで、母の日向けのギフトであることが視覚的に伝わらないケースがあります。
改善策
カーネーションやメッセージカードのような要素を取り入れ、ひと目で「母の日ギフト」とわかるビジュアルにする。
失敗例3. 特典の訴求が弱く反応が取れない
「クーポン配布中」とだけ表示しても、ユーザーの心には響きません。何がお得なのかが明確でないと、アクションにつながりません。
改善策
「先着100名限定500円オフ」や「5月5日までの購入で送料無料」など、具体性を持たせた訴求が効果的です。
失敗例4. スマートフォンでデザインが崩れる
PCではきれいに見えても、スマホ表示に最適化されておらず、閉じるボタンが押しづらかったり、レイアウトが崩れてしまうことがあります。
改善策
モバイルでの表示確認を徹底し、タップ操作や読みやすさを優先したデザインに調整しましょう。
母の日のポップアップバナーに関するFAQ
母の日向けにポップアップを出すベストなタイミングはいつですか?
一般的には4月中旬〜5月11日(母の日当日)までが販促期間となりますが、特に反応が良いのはゴールデンウィーク前後です。ユーザーが贈り物を検討し始めるタイミングを狙って、表示タイミングや訴求内容を最適化しましょう。
母の日ギフト向けのポップアップにはどんな内容が効果的ですか?
期間限定割引、送料無料、早期注文特典、人気商品ランキング、メッセージ付きギフトの紹介などが効果的です。ユーザーの迷いを解消する情報や、すぐに行動したくなる仕掛けを入れるのがポイントです。
母の日のポップアップで注意すべき点はありますか?
過度な表示頻度やタイミングのズレ、スマートフォン表示への最適化不足には注意が必要です。また、母の日とわかるデザインであることや、特典の具体性が伝わるかも重要なチェックポイントです。
ポップアップの効果を測定する方法はありますか?
表示回数やクリック率、ポップアップ経由の購入数などを計測できるツールを活用しましょう。ABテストを実施して、訴求文やデザインの違いによる効果の比較もおすすめです。

母の日はポップアップバナーを活用しよう
母の日は、ユーザーの「ありがとう」が形になる特別なイベントです。
事前準備とポップアップの工夫次第で、ギフト購入の後押しや回遊促進につながり、大きな成果を生むことができます。デザインやタイミングを見直し、今年はユーザーに選ばれるサイトを目指しましょう。
今回紹介したポイントを参考に、母の日の販促をぜひブラッシュアップしてみてください。