データで見るホワイトデー商戦!必須のレスポンシブデザインもチェック! ホワイトデーは、2月14日のバレンタインデーのお返しをする日として定着。その発祥には諸説ありますが、お菓子に携わる組合や商店のマーケティング戦略と言われています。ホワイトデーは男性から女性にキャンディーやお菓子のお返しをする日という感覚がありますが、現代では贈る相手や種類も多様化しており、売り上げに繋げやすいことから年間でしっかりと掴んでおきたい商戦です。この記事ではホワイトデーに関する傾向やデータ、そして商戦を盛り上げるポップアップデザインの事例についてご紹介していきます。 【2024】ホワイトデーはいつ? お返しのホワイトデーは毎年3月14日。2024年は3月14日(木曜日)です。日本とアジア諸国の一部のみで定着しており、欧米やヨーロッパなどでは定着していないホワイトデー。以前はホワイトデーのプレゼントとしてはチョコレートやキャンディーと言ったものが主流と考えられてきましたが、現在ではさまざまな商品がプレゼントとして選ばれています。 近年のホワイトデーの経済規模 ホワイトデーの市場規模は毎年変動しますが、一般社団法人日本記念日協会によると、2021年の日本国内のホワイトデー市場規模は約468億円でした。2019年の約490億円よりもやや減少した数字となっていますが、感染症の影響や外出自粛、リモートワークなどが続いたことが経済規模縮小の要因の一つとされています。近年は減少が目立つホワイトデーの経済規模。しかし、それでも大きな市場規模であることには変わりありません。ホワイトデーは日本において重要なイベントの一つと認識されており、菓子業界や宝飾品業界、化粧品業界など、多くの業種が積極的に販売戦略を展開しています。 【2024】ホワイトデー ギフトで選ばれる人気商品 ホワイトデーの代表的な贈り物としてまず挙げられるのは、やはりお菓子です。特に、マシュマロやクッキーなどいつでも手軽に食べられるお菓子が人気となっており、また高級なチョコレートやケーキなど女性に喜ばれる高級なお菓子も販売されています。 ホワイトデー お返しのギフトの多様化 加えてアクセサリーやブランド化粧品等、女性に喜ばれる商品も人気のホワイトデーの贈り物となっています。 アクセサリーであればネックレスやピアス、ブレスレット、男性と女性でお揃いのペアアクセサリーをプレゼントすることもあるようです。化粧品についてはボディケアやハンドクリーム、リップクリームなどのスキンケアアイテムが人気となっているようです。 その他、花を贈る人も多い傾向にあります。チューリップ・カーネーション・バラといったの春らしい花、または情熱を感じさせるような花が贈られることも。花束を小さくまとめたミニブーケやプリザードフラワーも人気のようです。また最近では、お菓子・アクセサリー・化粧品の人気商品がセットになっているホワイトデーセットが人気となっており、お得な価格で複数のアイテムを贈ることができる利点があります。 2024年ホワイトデーギフトランキング(bestpresent.jp) 以下は、bestpresent.jpの2024年の閲覧データを参考にした、ホワイトデーのプレゼントとして選ばれている商品のランキングです。 1位 ブランドチョコレート2位 ハンドクリーム3位 マカロン4位 クッキー5位 紅茶のギフト6位 焼き菓子7位 レディースポーチ8位 入浴剤9位 レディースブランドハンカチ10位 レディースブランドネックレス 11位 プリザードフラワー(ガラスドーム入り)12位 バウムクーヘン13位 マグカップ14位 アイマッサージャー15位 キャンディ16位 ソープフラワー17位 ボールペン18位 チーズケーキ19位 コンパクトミラー20位 ブランドハーバリウム ホワイトデーギフトの購入経路 ホワイトデーではどのような商品購入経路が選ばれる傾向にあるのでしょうか?株式会社Cake.jp(東京都新宿区)が2022年、オンラインで10代から70代の男女915人を対象に行った「ホワイトデーに関する意識調査」では、以下のような傾向が明らかになっています。 出典:㈱Cake.jp 「ホワイトデーに関する意識調査」 調査結果によると近年は百貨店や量販店、チョコレート専門店などをおさえて「ECサイト」がより多く利用される傾向があるようです。ECサイトを通じてギフト購入を検討する割合は約5割ほどに達しており、ECサイト経由で商品を購入する理由としては・自分の知らない地域の商品を選ぶ事ができる(選択肢が増える)・コロナ禍の影響があるため適当である・多くの商品の種類から検討ができるといったものが挙げられています。 ホワイトデーで使えるポップアップバナーのアイデア 上記からも現在の社会の状況を考えた時、ECサイトでのギフト販売は時流にマッチした販売方法と言えます。そして、よりコンバージョン率を向上させて売り上げに貢献させるには、ポップアップによるWeb接客は欠かせないECサイトの販売戦略です。ここでは、ホワイトデーで使えるポップアップデザインについて事例をご紹介します。 ホワイトデーの特別割引 ギフトページへ誘導 ホワイトデーのポップアップは、ホワイトデーカラーが映える画像を使用してアイキャッチなポップアップを作りましょう。サイト訪問者の目に留まるようなアイキャッチなポップアップを表示し、ホワイトデーギフトページへ誘導します。ポップアップで導線づくりを行えば、取り扱うホワイトデーギフトに触れるトラフィックも増加します。 ホワイトデーギフト メール登録でクーポン進呈 ホワイトデーギフトをお得に購入できるパーソナルクーポンを進呈して、購買率を高めましょう。メールアドレス登録だけでディスカウントが利用できることをポップアップでアピール。ユーザーは面倒や負担なくお得にギフト購入が可能になり、店鋪ではメールリスト構築が可能です。つまり、お得にギフトを購入してもらい、引き換えに情報を取得できます。メールアドレスの他、取得したい情報のフォームを設定すれば、さらに顧客リスト作成に役立ちます。 ホワイトデーのカウントダウンタイマー活用 ホワイトデーに限らず、各種キャンペーンでカウントダウンタイマーを活用しましょう。カウントダウンタイマーはユーザーにお買い得な商品を取り逃す不安(FOMO)を誘発させるため、お客様の買い逃しや買いそびれを防ぎ、売り上げを向上させる効果が期待できます。事前のクーポン配布で、ホワイトデーの購買率を高めましょう。 ホワイトデーの初回割引キャンペーン その他、シンプルに初回限定の割引を設定するのも有効でしょう。割引を受ける条件としてメールアドレスの登録を促進する事により、メールリストの構築も可能です。今回、そして今後のマーケティングにメールリストを活かすことが出来れば、売り上げとコンバージョン率の安定へとつなげる事が可能です。 ホワイトデーのクーポンルーレット 誰もがトライしたくなる運試し、クーポンルーレットもキャンペーンを盛り上げるのに有効です。メールアドレスの登録によりユーザーはクーポンルーレットを回す事ができます。割引クーポンにより購買率を高める事はもちろん、メールアドレスを収集する事によりリストを作成し、今後のマーケティングに生かすことができます。 ホワイトデーで売り上げを拡大! 近年の経済規模は縮小傾向にあるものの、現在も高い売上高を誇るホワイトデー。ホワイトデーの認識は現代においてはさらに多様化しており、恋人だけでなく友人やお世話になった人、また自分にプレゼントする意味を込めてホワイトデーを利用する人が増えています。また、プレゼントとして選ばれるスイーツ類や日用品、化粧品、花などは購入経路としてECサイトが選ばれる傾向が強まっているようです。沢山のユーザーに商品を見てもらい、購入してもらう機会を作るにはWeb接客は欠かせないファクターとなってきています。ポップアップのデザインを上手く活用して、ホワイトデーで売り上げを拡大しましょう。