知っておくべき離脱防止
ポップアップの使い方。
表示ページや設定を確認!

運営するECサイトや企業サイト、ブログサイト上で優秀な従業員として接客の役割を果たすポップアップ。
ユーザーを説得してWebサイトからの離脱を防止することはもちろん、オファーの提示でリード獲得やSNSフォロアー獲得、顧客への大切な告知やサイト内誘導を可能にしてくれます。近年ではコストを掛けて業者任せでポップアップを運用するだけでなく、コストを大きく抑えてデザインから運用や最適化など自社内でPDCAを回すことが可能なポップアップツールを活用する企業や個人も多くなってきているようです。
しかしながら実際どのようにしてポップアップを運用すればいいのか、また目標の達成に向けて効率的なポップアップの使い方に思い悩んでいるという運営者や担当者も少なくはないでしょう。離脱防止ポップアップを適切に設定・設置すれば、
- コンバージョン率 / 売上の向上させる
- カゴ落ちを防止する ※カゴ落ち・・・カートに商品を入れたまま離脱すること
- サイトの回遊率を向上させる
- 見込み客の獲得やメールリストの構築が可能
- ユーザーデータの取得と分析が可能
これらのメリットが期待できます。この記事では、ポップアップツールを使ったユーザーのサイト離脱防止対策について具体的なポップアップの使い方を解説します。
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離脱防止を使いこなす! 目次
離脱防止ポップアップの具体的な使い方。
不明な点も多い?
近年の時代背景からオンラインショップの需要が増加し、オンラインマーケティングではポップアップやチャットボットを含むWeb接客ツールが欠かせなくなってきています。
コンバージョン率の改善や最適化など、ネット上でもポップアップツールを使った多くの事例が紹介されていますが、ポップアップを利用するにあたってはさまざまなファクターが存在します。自身でポップアップをDIYして設置するようなケースの場合、実際どのようにポップアップ活用すれば効果的なのかについては不明瞭な点も多くなってしまいがちなのではないでしょうか。
離脱防止ポップアップがユーザーの
離脱理由を解決する
ユーザーの離脱は、ただWebサイトを回遊していただけという理由を含め、やはりそれなりの理由があります。
離脱防止ポップアップを活用する際は、”ユーザーがサイトを離脱しようとする理由”をカバーできるオファーや、決して無視できないようなお得なオファー等を提示し、ユーザーを最終的なコンバージョンへとつなげられる工夫を考えます。
ユーザーを説得して離脱を防止
例えばユーザーにとって高い送料が問題であった場合、送料無料キャンペーンの告知は非常に効果的と言えるでしょう。また、商品総額が少し高くて購入を躊躇している顧客には、割引のオファーが有効と考えられます。このように”離脱理由を解決する”という考え方の元で離脱防止ポップアップを活用すれば、高い効果が得られます。
またその他にも離脱防止に加えてお得な情報配信のためのメールリスト登録を促進したり、LineなどのSNS登録で割引特典を付与する等によって、サイトのファンや見込み客の獲得にも繋がります。
なぜユーザーが離脱しようとするのかを考慮、または後述するABテストでデータを取得し、適したオファーを提示するように心がけましょう。
離脱防止ポップアップを活用するメリット
「離脱防止ポップアップ」の基本的な考え方としてまず挙げられるのがそのメリットです。離脱防止対策を行うことで得られるメリットは以下のようになっています。
- コンバージョン率 / 売上の向上させる
- カゴ落ちを防止する ※カゴ落ち・・・カートに商品を入れたまま離脱すること
- サイトの回遊率を向上させる
- 見込み客の獲得やメールリストの構築が可能
- ユーザーデータの取得と分析が可能


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離脱防止ポップアップはどのように
機能するのか?
離脱するユーザーを魅力的なオファーで説得し、コンバージョンへと繋げることを可能にする離脱防止ポップアップはどのように機能するのでしょうか。
多くのポップアップツールではマウスのカーソルをトラッキングし、カーソルが画面の外に移動した時をトリガーとしてポップアップを表示します。その他各種設定により、さまざまな状況をトリガーとして離脱防止ポップアップを表示することが可能です。
離脱防止ポップアップはモバイル対応が必須!
近年利用率が高まるモバイル端末でも、離脱防止ポップアップを表示することが可能です。モバイル端末のブラウザにはカーソルがありませんが、タブ間の移動やバックボタン押下の検知などユーザーの離脱を検知してポップアップを表示します。
今後さらに利用率が高まると見られるモバイル端末への離脱防止対策は非常に重要ですが、ポップアップツールによっては端末の画面サイズに合わせることなく、ただポップアップ自体を縮尺表示します。縮尺表示のみの場合はポップアップデザインが崩れてしまい、非常に見づらく効果の低いポップアップになってしまう可能性が高いと言えます。
モバイル端末、またはその他の端末でも適切にポップアップを表示できるポップアップツールの選定を心掛けるのが得策でしょう。
効果的な離脱防止ポップアップの使い方とは?

ポップアップをユーザーの離脱防止施策として効果的に活用するにあたっては、さまざまな要素について検討する必要があります。こちらでは、離脱防止ポップアップの効果を高めるためのポイントについて以下にご紹介します
ユーザーの注目を集められるポップアップタイプ
ポップアップを使用する際はバナーやスライドインなど、目的に応じて使用するポップアップタイプを選びます。
例えばスライドイン・ポップアップはユーザーのサイト閲覧を邪魔することなくお知らせや割引のオファー等を画面に表示することが可能となっており、ユーザーのサイト内誘導やメールリスト登録などに向いています。
一方、離脱防止を目的としたポップアップの場合はよりユーザーの視線を奪うことができるポップアップタイプが有効とされており、ユーザーが必ず内容を確認できる表示するフルスクリーン・ポップアップ等が有効です。

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離脱防止ポップアップのデザイン
ユーザーが視線を寄せることが大切なポップアップは、離脱防止やその他の目的においてより高い効果を求めるのであれば、ポップアップデザインが重要な要素になります。
サイトデザインを邪魔しないポップアップであることはもちろん、強制改行のない明確で分かりやすい文言や入力フォームの扱いやすさ、キャラクターGIF等を使って親しみやすくするなど、ポップアップ全体のバランスを重視しましょう。
アニメーションポップアップがより有効
離脱防止の効果を考える上では、楽しいアニメーションGIFを取り入れたアニメーションポップアップはよりユーザーのエンゲージメントが期待できるポップアップになります。
アニメーションGIFと取り入れる例として、ポップアップ上にロゴやキャラクターが飛び込んでくる、花火や紙吹雪を設定して演出するなどのアレンジが可能です。DIYでポップアップが作成できればアイデア次第で効果の高いポップアップが作成できます。

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離脱防止ポップアップを表示するページ
離脱防止ポップアップを設置するページの一例としては、以下のようなページが挙げられます。
- ランディングページ(LP)
- 商品ページ
- 離脱率が高いページ
離脱防止ポップアップ表示のトリガーや
タイミングの設定
ユーザーの離脱防止施策では、もしポップアップ表示設定がユーザーの動線に沿っていなかったり、ユーザーのサイト閲覧を邪魔して不快にさせるような設定にしてしまった場合、ユーザー離脱を防ぐことは難しいでしょう。どのタイミングで、どのアクションをきっかけにポップアップを表示するかの設定も大切なファクターになります。
- ページからユーザーが離れようとした時
- ユーザーがブラウザのバックボタンを押下した時
- 指定の秒数が経過した時
- 指定の無操作時間が経過した時
- 指定の画面スクロール率に達した時
- 新規ユーザーまたはリピーターに表示
- ユーザーがサイト訪問前に経由したサイトやSNSに応じて表示
- ユーザーの特定のページへの訪問回数で表示
- ユーザーのブラウザ言語や国、地域
- コンバージョンの有無
- 使用しているデバイスによって表示
離脱理由のカバーと断りづらいオファー
ユーザーを説得し、最終的にコンバージョンへとつなげる離脱防止ポップアップは、先述の通りポップアップがユーザーの離脱理由を解決できているか、また提示するオファーが離脱を防止するのに適切なものかを確認します。
離脱防止ポップアップの割引クーポン利用に
時間制限を設ける
離脱防止ポップアップによる割引クーポンやクーポンコードの提示は、ユーザーの支払額に関する離脱理由を解決するためのひとつの施策ですが、ここにカウントダウンタイマー機能を追加することでユーザーのFOMOを誘発し、お得な商品を買い逃したくないという心理的効果によるエンゲージメント向上が期待できます。
FOMO・・・商品を買いそびれる、または取り残される不安や恐怖
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ABテストによる離脱防止ポップアップの最適化
離脱防止ポップアップは、ある程度効果のあるポップアップを設置し続けるだけでは、効果の幅が制限されてしまいます。ポップアップを常に最適化して効果を向上させ続けるには、ABテストを実施します。
ABテストではユーザーの離脱理由を探ったり、また離脱防止に効果のある文言やボタン、画像やポップアップタイプなど、ポップアップのデザインについてエンゲージメントの確実なデータを取得しながら、複数のポップアップを比較することが可能です。例えば、
- ポップアップを設置しないケース
- ポップアップAを設置するケース(画像を主体とした派手なデザイン)
- ポップアップBを設置するケース(文言を中心とした質素なデザイン)
このように特徴の異なるポップアップをランダムに表示することで、ユーザーのエンゲージメント率が最も高いケースを選定することができます。なお、コンバージョン率が最も高いポップアップを選定した後は、さらに次の段階のABテストを実施。これにより、ポップアップを常に効果の高いものに最適化できます。

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「ABテスト」はCROに向けて異なった複数のアイデアがある場合、その中から最も効果的なアイデアを選び出すのに優れた効果を発揮します。

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離脱防止ポップアップの使い方の具体例
割引クーポンを提供する離脱防止ポップアップ


例えば、ユーザーが支払金額や利用料金の高さを理由に商品購入やサービスの利用をためらっていると仮定した場合、離脱防止ポップアップで割引クーポンやクーポンコードを入手できることを告知すれば、この離脱理由を解決することができます。
ユーザーはメールアドレスをフォームに入力し、フォーム下のボタンを押下することで割引クーポンを手に入れることができます。これにより、サイト運営側では離脱防止だけでなく顧客情報としてメールアドレスを収集でき、見込み客として顧客リストの作成にも役立てられます。
送料無料を提供する離脱防止ポップアップ


オンラインショッピングの需要が高まる現在、”送料の安さ”はユーザーにとって商品を購入するかどうかの主要な検討材料となっています。もし、ユーザーが送料を理由に離脱すると仮定した場合、離脱防止ポップアップで送料無料キャンペーンを告知すれば、送料に関する離脱理由を解決することができます。こちらも送料無料キャンペーンに参加する条件としてフォーム入力を設定すれば顧客の情報を収集するなど、さまざまな使い方が可能です。
カゴ落ち防止ポップアップ


商品をカゴやカートに入れたまま、購入せずにサイトを離脱するユーザーにも離脱防止ポップアップが有効です。
カゴ落ちの背景として、ユーザーが商品を閲覧しカートに一度商品を入れたということは、高い購入意思があると考えられます。しかし、登録するクレジットカードが手元にない、カートに入れるまで商品の総額が分からず、送料等を含めると思っていたよりより高くなったなど、何かしらの理由によって離脱が起きます。
その際に離脱防止ポップアップで商品がカートに入ったままであることをお知らせしたり、お得な初回割引などの特典を提示することで、ユーザーが抱える問題を解決へと導くことができます。
カウントダウン機能付き離脱防止ポップアップ


カウントダウン機能を追加した離脱防止ポップアップです。
クーポンの取得や利用に制限時間が設けられることで、ユーザーに”お得な条件で商品やサービスを買い逃したくない”という心理が働くことで、コンバージョンへの行動が促進されます。また顧客が明らかにお得な条件での商品やサービスの購入を逃さないようにするという役割も果たします。
なお、カウントダウン機能は離脱防止以外にも新商品の発売前、季節やイベントにおけるセールの開始予告や、セール等の終了までの期限を表示するなど、色々な使い方が可能となっています。
アニメーション付き離脱防止ポップアップ




時には反射的に閉じられてしまうこともある離脱防止ポップアップですが、アニメーションを加えることでよりユーザーの注目を集めるため、離脱防止効果が高くなります。実際に静止画のみの離脱防止ポップアップと、アニメーションポップアップでは見た目のインパクトが非常に異なる事がわかります。
アニメーションGIF素材を使って自社のキャラクターをポップアップ上で動かしたり、また季節やイベントに合った素材を集めてアニメーションを加える等、想像力を頼りにインパクトが強く親しみのある離脱防止ポップアップの作成が可能です。
SNSフォロアー獲得に繋げる離脱防止ポップアップ


離脱防止ポップアップでは、SNSのフォロアー獲得を促進するポップアップの表示も可能となっています。
上記の例のようにLINEであればお友達登録、またInstagramならアカウントのフォローで割引クーポンを進呈します。デスクトップユーザーにはQRコードを、スマートフォンを利用しているユーザーにはSNSアカウントへのリンクボタンを表示することで、ユーザーはよりSNSアカウントにアクセスしやすくなります。割引特典、そしてSNSをフォローしてもらうことでサイト運営側は見込み客を獲得でき、今後のマーケティング施策に役立てられます。
離脱防止ポップアップを理解する
サイトの回遊率を向上させてカゴ落ち防止、離脱率を低減させることを可能にする離脱防止ポップアップは、コストを掛けて業者に任せることなく自社にてDIYで作成できます。
またそれだけでなく、ABテストでポップアップを確実な実績データを取得しながら最適化することも可能となっており、より効果の高いポップアップを選定し活用し続けることが可能となっています。
離脱防止ポップアップにはデザインや表示するページの設定、トリガー設定など、さまざまな要素があります。自社が提供するサービスや商品、そしてユーザーの導線をヒントに離脱防止ポップアップを設置することでユーザーの離脱理由を解決でき、最終的なコンバージョンへと繋げることが可能です。
「離脱防止ポップアップ」の使い方を理解して、コンバージョン率の向上に役立てましょう。